よくいただく質問に、
「住宅ローン減税が来年で終わっちゃうんで今家買ったほうがいいですかね?」
というのがあります。
その度に、
「住宅ローン減税を理由として家が買い時だ…などと考えているだけなら、購入はおやめなさい」
と答えています。
なぜなら、「住宅ローン減税」はもう、何十年も終わってはまた形を変え(延長も含め)てずっと継続することが予想できるからです。今までもずっとそうでした。
少子高齢化で住宅は「供給>>需要」が逆になることはありません。
言葉は悪いですが、供給過多でも造り続け、そして国民になんとしても家を購入してもらわなければならない背景があります。
理由は…
国(政府・市町村含めて)としてはこれほど美味しい収益プランはありません。
だからこそ手を変え品を変え住宅ローン減税は続くのです。
住宅購入はハイリスクです。
先立つものがないと購入できないからです。
先立つものがなければ「住宅ローン」を組むしかありません。
そこまでして購入する目的は何か?
- 老後もずっと暮らすためのものなのか?
- 賃貸に暮らすより得で資金ショートのリスク発生時、いつでも転売できる物件を選択するのか?
- 将来は収益物件として活用を考えているのか?
- 同僚も購入したので見栄で無理して購入するというものか? etc…
でも車や高級オーディオ、鉄道模型と同じで、欲しくなったら理由もなく欲しい…。
私もそうですから、合理的に行動することがすべてとは言えませんね。
「非常時のインパクトも平気」という性格ではない場合は、一度冷静になって考えてみることをおすすめします。