ネットサーフィン(死語)をしているとこのような記事に出くわしました。
私も記事にあるような、薬剤師や次の病院の皮膚科の先生のようにありたいと思っています。
以前「遺言書を書きたい」という相談者様のおはなし。
書きたいといっているのだからお手伝いしてあげればいい…そう思いましたが、よくよく訊いてみると、相続人は奥様とお子さんひとり。
他に相続人もいないようです。
しかも揉めるような大きな資産もないし、少し妙。
私:「何故書きたいのですか?」
相談者様:「なにかと手続きが楽になると聞いたから」
つまりは相談者様の勘違いなのです。
結局、遺言執行人を他人に指定する気がないのであれば、手続きはそれほど変わりません。
他人を指定して報酬が発生することを知らなかったのです。
あまり言いたくありませんが、うちに来る前、相談にのった同業者が、そのことを話さずに自分が遺言執行人を引き受けるつもりだったのです。
でもこんなことはよくあります。
- これからは成年後見じゃなく家族信託の時代だ
- 遺言書を書いて遺言執行人を士業にしておけば安全 etc…
本当にそれは必要なのか?
過剰な対策じゃないのか?
「虫歯になるのが嫌だから歯を先に抜いてしまおう!」
⇒大事な歯が全部なくなってしまった
⇒耐性が出来てしまい病気になった時に薬が効かなくなった
これと同じことです。
リスクが生じるのが判っているのに、何もやらないというのも問題ですが、リスクを心配しすぎて無意味で過剰な対策をし、他のインパクトが生じている(または気が付いていない)のでは本末転倒です。
無料相談などで何人かにあたって、言っていることがみんな違うのであれば、
「何故違うのか」それを相談員にぶつけてみるのもいいと思います。
後悔しないことが大事です。