Q.家族信託を利用するとお金はどのくらいかかるの?
家族信託を設計・組成し完成させるために、信託の内容・財産に応じて費用がかかります。
①コンサルティング報酬 (´ω`)
士業などの専門家に支払う報酬になります。受託者が「法人」である場合や信託の内容が「他益信託」であれば「税理士」、「農地」が絡む場合は「行政書士」*1と業務量に応じて報酬が多くなっていきます。
②家族信託契約書作成報酬 (´ω`)
打ち合わせた内容に応じて、専門家に家族信託の作成を依頼した際、発生する報酬です。専門家によっては、「信託財産の何%を報酬とする場合」や、「信託の内容の複雑さで報酬を決定する場合」(☚当事務所はこっち)など、それぞれですのであらかじめ確認しておきましょう。
③不動産の登録免許税 (´ω`)
信託財産に不動産が含まれる場合、委託者から受託者へ名義変更(所有権移転・信託登記)の登記費用です。
所有権移転については非課税*2なので、信託登記の免許税だけが発生することになります。
税率は土地については2023年3月31日まで軽減処置となっています。
④司法書士への報酬 (´ω`)
上記④を行うための報酬です。
依頼する司法書士により異なりますので、これも注意が必要です。
⑤公正証書で作成する手数料 (´ω`)
家族信託契約書を公正証書で作成する費用です。信託契約書の成立要件が必ずしも公正証書でである必要はないのですが、以下のような場合は、家族信託設定後のトラブル回避や、信託財産設定の手続上、必ず「公正証書」での家族信託契約書が求められことになります。
- 金融機関で受託者名義の信託口口座(通帳管理)を作る
- 受益者の推定相続人の一部が信託契約の中に登場しない(排除している)
- 信託終了時の帰属財産取得に相続人間で差がある etc…
簡単に5項目にわけて説明いたしましたが、参考にしてください (´ω`)
人生何があるかは本当にわかりません。