『家族信託』の話を書こうと思いながらも、日本酒をちびちびとやっていたのですが(笑)、今日は『自転車損害保険』のおはなし。
こう見えても(?)『CFP🄬認定者』『1級FP技能士』でもありますので(^_^;)。
『自転車損害保険』は、以前の商品はどちらかというと、事故にあった自身の補償の意味合いの強い商品だったのですが、昨今の自転車事故の多発により、他人への損害額の補償といういわば『賠償保険』にシフトしてきました。
あまり知られてませんが、一部の都道府県では加入が『義務化』されています。我が埼玉県では2018年4月1日より加入が義務化されます。
義務化といっても、加入しなかったからといって罰則規定がないのですが、いざ事故を起こしたとき、仮に相手が死亡してしまった等の場合はその補償額は尋常一様ではない巨額なものとなります。
大体多くの商品が年間3,000円前後なので、それで安心を買ったと思えば安いといえるのかもしれません。
また、態々賠償型自転車保険に加入しなくても、任意の自動車保険に加入されている方であれば、オプション特約で弁護士費用特約*1とともにセットとして「賠償責任特約」がついている可能性がありますのでご確認ください。これは『賠償保険』の中に『自転車による事故』も含まれている商品となります。
なお、自動車保険での特約の場合は家族全員がその補償を受けられる商品が多いです。ご確認されるとよいと思います。
これは意外に『火災保険』にも特約としてついていることもありますので、ご自身の保険契約をご確認いただければと思います。
*1:東京高裁平成14年6月26日判決で保険会社が裁判で負けたことにより多くの保険会社が保険金支払の防衛のために設定したもの