読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

FP事務所のんだら舎/行政書士新山文敏事務所 ブログ通信

埼玉県上尾市のFP/行政書士事務所、いろいろな情報を楽しく発信していきます!

これが空家対策の実態だ

法律 日記

最近、国をあげて空き家対策が行われています。

税制につきましても、以下のようなものが、平成28年4月1日~平成31年12月31日までではありますが、用意されております。

No.3306 被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例|譲渡所得|国税庁

 

ただ、上の税制では『家』がなぜ『空家』になるのか?

その実態を踏まえていないために、あまり効果のない特例税制かと、個人的には考えております。

売りたくても「買ってくれる人がいない」、つまりは転売ができないという事情があると思います。転売でき、お金に変えられるのであれば、とっくにしている・・・、私も今の場所で事務所を構えていながらも、以前住んでいた家は、長いあいだ買い手がつかず、結局空家のままでした。

 

税金を払う心配などして、空家になってしまうのではなく、

①住んでない家を所有している。

②売りには出しているのだが安くしても買い手がつかない。

③家屋がぼろぼろになってきているが、取り壊し費用が捻出できない。

④家屋を壊したら壊したで、更地評価で固定資産税が上がってしまう。

東京近郊の30~50Km圏の 空家の実態は、こんなところだと思います。

 

日本FP協会でも、昨年はこの分野での講習があり、私も参加しました。

f:id:gyouseifp:20170207103734j:plain

この分野を仕事につなげていきたい・・・、というのはどの業界も一緒で、それは行政書士会もそうなのですが、『賀詞交歓会』や『定時総会』でのお偉いさんの掛け声ばかりで、一向に会を上げて何かをするというのはなく・・・こういう事を言うと、何を言ってるんだ!、先生方各自でやってくれよ、となるのはいつものことです。

『登録会費のピンハネビジネス』と会員に揶揄されるのは、強ち間違っていないのが事実です。

やる頃にはもう旨みが残っていない・・・。他士業から『行政書士はハイエナだから(笑)』と馬鹿にされたことを思い出します。

 

閑話休題

空き家対策の実態。こういった取り組みは、まっとうな人間より、悪人の方が取り組みが早い。空き家対策を悪用し、以下のような事件が跳梁跋扈しているようです。

 

www.iza.ne.jp

 

www.iza.ne.jp

 

『空き家』は、住宅供給過剰が生んだ政府の政策の失敗のツケです。

 

住宅を販売することで、

①販売による取引から、各方面で税金を徴収できる。

②住宅ローンの貸出で金融機関も潤う。

③建設雇用が生まれる。

④保険契約で保険業界も潤う。…etc

 

こんなことから、多くの住宅が供給されました。

景気がいい時、国や業者は『一国一城の主』を吹聴し、一般市民の購買意欲を注ぎましたが、景気が悪く、不動産需要が少ない中、さらに追い討ちをかけるように少子高齢化で、住宅の需要自体が大幅に減っている実態があります。この構造から抜け出すことができない現状、空き家が解消されることはありません。

 

簡単に見えて『空き家』、問題は意外に深刻なものだと私は考えています。

 

埼玉上尾 行政書士新山文敏事務所/FP事務所のんだら舎