前回からの続き。
行政書士試験、受験生のレベルは申し訳ないですが、低いです。
合格率10%前後という数字に惑わせれてはいけません。
半分の受験生は、『記念受験』です。
実質、20%の合格率と考えてよろしいかと思います。
そこを取り違えて『司法試験』の勉強の真似などはやめてください。
資格学校の模擬試験で『200点』以上とって、本試験不合格、私と同じになります(笑)。
この点は次回話します。
試験対策は、『宅建の延長』でOKです。
力をコントロールしてください。
余力があるのなら、新しいことに手を出すのではなく、『過去問』を読み返してください。
閑話休題。
ブログの内容が『相性』で、終わってしまったら元も子もありません。どうしても、行政書士の資格が欲しい。そういった人のために、学習方法を伝授。
用意するものは、
『行政書士六法 早稲田出版』
『過去問集』←LECの10年分か東京法経学院の15年分がオススメ
『合格革命 肢別問題集』
『テキスト』どこのメーカーでも構わない(個人的にはLECがオススメ)
で、いきなり問題を解いていく。肢別問題集と過去問集をひたすら。丸暗記でOK。
決してテキストを最初から読んでいこうなどという愚行は行わないでください。
テキストは、あくまで、辞書がわりです。
この試験は『知ってるか知らないか』だけで勝負が決まります。
残念なことですが、いわゆる『機転』、ましてや『経験知』などは、問われません。それを活かす試験は『FP1級』や『日商簿記1級』です。
話は元に。
だから若い人が有利なのです。
だから行政書士は馬鹿にされるのです。
年齢が上がると体力が落ち、次第に集中力にムラが多くなり「こんなのやってられるか」とやけを起こして試験に臨み、結局後16点くらい足りなかった・・・また来年・・・そういう試験なのです。
過去問を3月までに、できれば4月までに丸暗記してください。
ただし、『一般知識』の過去問はやらなくていいです。
あれは過去問があてになりません。文章理解と個人情報保護法をさらりと見ておくだけで良いでしょう。
わからない論点はそこで、テキストを見てください。
じゃあどこで、一般知識を蓄えるのか・・・あとでお話します。
この試験は先にもお話したように、『知っているか知らないか』だけです。
だからといってむやみに知識を蓄えるのは、サバン症候群でもない限り、一般Peopleには、無理というものです。
ここは効率よく。
ちょっと話はとぶのですが『六法を2種類購入』の意味は?
ということなのですが、
『行政書士六法』
条文ごとに過去問が網羅されている。どこの条文が出やすいか一目瞭然。しかも文字が大きく読みやすい。
『判例六法』
よく出る条文で、まだ触れられてない有名判例を確認できる。択一対策だけでなく40字既述対策にも応用できる。そしてなにより、5月以降の学習に効果を発揮する(後述します)。
さあ、過去問が頭に入ったら、もう6割180点のうち『130点』はとれたも同然です。
次回に続く。