FP事務所のんだら舎のブログ

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行政書士学習は独学が可能か? 其のⅠ

行政書士は独学でいけるのか?』よく訊かれます。

 

この疑問に対し、個人的な意見ですが【YES】だと思ってます。

これは私が受験に失敗した経験談ですので、よく巷にあるような「3ヶ月で合格」とかそういった類の自慢話をする気は毛頭ございません。

 

資格試験というのは、「簡単」「難しい」以外に【相性】というものがあると思います。

つまり、【合格難易度】×【各個人の相性】=【受験結果】だと考えています。

 

例えば、私の妹は『宅建士』として現在、よっぽど私より活躍しておりますが(自虐)、受験に3ヶ月くらい、いとも簡単に独学で合格しております。

しかし、『簿記3級』においては、宅建士よりも前から、いつも勉強しているという話は聞きますが合格したという話は聞きません。

同じく、知り合いに『宅建士』『管理業務主任者』『マンション管理士』に合格した人がいますが、同時の簿記3級には不合格、もう一回くらい受験したと思いますが結局取得できずにやめた人がいます。

また、簿記3級受験×6回、簿記2級×10回で『レジェンド』と呼ばれている人がいますが(最近では不合格しすぎで、商工会議所に被害妄想じみた発言を繰り返しているが)、これまた『宅建士』は取得しています。

 

ここまで話すと『宅建士』を馬鹿にしているのか!とお怒りを受けそうですがそうではなく、これが【相性】なのだと思っているのです。

 

私は簿記3級は2週間の学習で、その後1ヶ月の2級学習で受験(結局3級と同時受験したが)だったので、上段の話を聞いたときは、ワザと不合格になってるのか、などと邪推したほどでした。宅建士の難易度からしてみても。

 

ここに『何年かかっても行政書士に合格できない人』『いとも容易く行政書士に合格できてしまう人』の差があると思っています。これは行政書士に限らず、ほかの試験も同じ。

 

単に「難しい」というのが、なにがそれを「難しくさせている」のか?

【問題そのものの難易度が高い】←過去問が出る・出ない

【合格率が低い】←高得点でなければ合格できない・上位何%という縛りがある

【受験者の知識量が多い】←既に専門的学習を終えた受験者が多い。暗記量が問われる

【記述 or 択一】←最終的に運というわけにいかない・〇×~4択・5択?

【計算速度・現場対応力が問われる】←単純知識の即時組み合わせで結論を出す

…etc……

そしてなにより、

 

自分は『記憶型』『判断推理型』か?

ここにつきます。これがいわゆる試験との【相性】になります。

前者は学生時代なら『世界史』『古文』『生物』『英語』が得意、

後者なら『数学(確率統計)』『物理』が得意だった、というので簡単に判別できます。

 

行政書士試験は明らかに『記憶型』の試験です

貸金業取扱主任者』『宅建士』『管理業務主任者』『マンション管理士』『行政書士』『司法書士』『FP3~2級・AFP』『社会保険労務士』がこれです。

 

では、『判断推理型』は、といいますと、

『簿記』『FP1級・CFP』『税理士』『公認会計士』『公務員試験、経済学・判断推理』『アクチュアリー』『証券アナリスト

 

『折衷型』

『弁護士(記憶5:判断5)』『土地家屋調査士(5:5)』『中小企業診断士(7:3)』

 

こうやってカテゴリーを分析していくとで、行政書士受験には何が必要で、何が不要なのかということを浮かび上がらせます。

 

結局、『行政書士試験は独学で可能か』という質問から大きくそれてしまいましたが、これらをふまえたうえで、次回、行政書士試験は独学で突破できる方法を無料で、お教えします。

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つづく